効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

台風15号

強い勢力の台風15号が九州を直撃した。今年は強力な台風が次々と襲来するようだ。今日の奈良市は雨風ともに酷いものにはならなかったが、奈良県の南部はまた豪雨に襲われているかも知れない。これまで、台風というと風速のことばかり気にしていたが、今年は雨量についても注意してニュースを見るようになった。1時間に50ミリの雨というと、地表面一帯に5センチの水膜が覆うということだから、それが河川や斜面、低地に流れ込むとすれば、途方もない水流となる。また、九州では強い風雨であちこちが停電している。全部を合わせると数十万戸になるかも知れない。自家発や蓄電池を備えていても、水が流れ込んでくれば使えなくなる。送電線は切れているし、電柱も沢山折れているようだから、これを元に戻すことも含めて停電への対応をする九州電力は、作業員の数も足らず、資材も不足という困難な状況になっているに違いない。他の電力会社の応援もあるだろうが、これだけ広域で雨が降ると、他社も自社内のトラブル対応に追われて十分な要員を手配できないかも知れない。電力供給を応急的にでも回復させなければ、災害対応もほとんどできないところも多くなるのではないか。台風はまだ発生するだろうが、今回のような大規模なものにならないことを祈る他ない。今日は株価、円がともに大きく下がったが、台風が日本経済の足をさらに引っ張ることのないことを願っている。