効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

プラスチックごみ

プラスチックごみによる海洋汚染がこのところ話題になっている。日本がこの汚染に向けた条約に米国と共に参加しなかったのは不愉快至極だが、それとは別に、事実としてどうなっているかだけ書き留めておくことにする。日本も年内には数値目標を盛り込んだ対応策をまとめるということで、環境省が17日に開いた審議会でプラごみの削減の議論に着手した。削減や規制案のほか、効率的な回収・再利用の方法、「バイオマスプラスチック」と呼ばれる分解しやすい代替品の開発や普及策も検討し、年内にも答申案をまとめるとのこと。
2014年時点で陸から海へ流出したプラスチックごみの量は中国が最大353万トン、次いでインドネシア129万トン、フィリピン75万トンの順で、アジアの途上国が並ぶ。米国は11万トン、日本は6万トンと少ない。だが、一人当たりの廃棄量は、米国、日本、EUの順に多くなっている。日本は再利用(リサイクルや廃棄物発電など)お設備が世界最高水準で、能力にも余裕があるということだったが、中国が廃棄物の輸入を禁止してからごみのあふれが始まっている。スーパーでレジ袋を辞退する客は四年前に5割に達して以来頭打ちだという資料もある。いずれにしろ、早急な対応策を打ち出す必要があることは確かなことだ。