効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■森永乳業、全11工場の主燃料を重油からガスに転換

森永乳業は2月24日、CO2排出量原単位削減への取り組みとして、全11工場の主燃料を重油から天然ガス・都市ガスに転換したと発表した。盛岡工場において、2020年10月より使用燃料(緊急時用発電機を除く)を重油から都市ガスに順次転換する取り組みを進め、2月に完了したことを受けて、全11工場の主燃料が天然ガス・都市ガスに切り替わったとしている。

盛岡工場では、これまでに冷水用冷凍機を高効率設備に更新し、CO2排出量を年間500トン削減した。今回の燃料転換により、さらに年間1,100トン、計1,600トンの削減となる予定。今回削減した1,100トンは、2019年度に盛岡工場で排出したCO2総量の約13%に相当するようだ。

冷水用冷凍機を高効率設備に更新したについては、駆動電力量が少なくなるのだから、投資の回収も可能だろうが、この燃料転換には、経常的な燃料費がかなり上がるはずだ。しかし、企業の地球温暖化対応を可視化して、消費者や社会一般に企業姿勢を知らせることが、コストの上昇を上回るメリットがあると判断したのだろう。

森永乳業では、「環境」への取り組みとして、気候変動対応、食品ロスや産業廃棄物の削減、プラスチック容器への対応などに、目標(KPI)を設定しているということだ。たとえば、生産における環境負荷削減に向けて、食品廃棄物発生量原単位を2021年度までに2013年度比30%削減することや、環境に配慮した容器包装の使用促進に向けて、容器包装リサイクル法対象プラスチック容器包装の重量を2013年度比10%削減することなどを掲げている。

課題はこの企業姿勢をどのようにして消費者に伝え、評価して貰うかだと思う。

 

 

 

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