効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

米国の家庭用電力消費内訳

米国のEIA(エネルギー情報局)から定期的に送られてくる情報の中に、最近興味を惹かれたものがあった。それは、2015年の家庭用電力消費推計の内訳が、これまでの大括りのものから、20項目ほどの細分化された内容が示されている。それまでは、空調、暖房、給湯、冷蔵庫だけの消費量が推計されていたのだが、新たな項目が追加されているとのこと。今回の推計では先の4項目だけで見ると、全体の53%にしかならない。他はその他消費量に入っていたようだ。新しい分類では、照明、テレビと付随設備、洗濯物ドライヤー、天井換気扇、暖房用送風、別冷凍庫、調理、空気乾燥機、マイクロウエーブ、プール用ポンプ、冷房用送風、加湿器、皿洗い機、洗濯機、ホットタブ・ヒーター、蒸発式クーラー、ホットタブ用ポンプ、が区分され、最初の3つで22%、残りで12%になり、分類のないその他が13%になっている。このような分類ができるだけのデータが入手できるようになったということだろう。これから家庭用電気機器がインターネットにつながるようになると、さらに詳細な、そして正確な推計が示されるようになるだろう。日本のエネルギー白書では、家庭用電力消費は14項目あり、内容は米国とはかなり異なっている。