効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ハワイの噴火と地熱発電所

ハワイ州ワイ島で噴火を続けるキラウエア火山は22日午前、再び山頂で爆発的噴火を起こしたようだ。流れ続ける溶岩は地熱発電所の敷地に達し、当局が爆発を防ぐための対応を急いでいる。噴火が始まってから19日たった今も、地面の亀裂からは有毒ガスの二酸化硫黄が噴出し続け、のどや目に焼けるような痛みを訴える住民が続出。山頂では爆発的噴火が断続的に続く。防災当局によると、溶岩流はプナ地熱発電所の敷地にまで到達した。当局は、地熱貯留層に冷水を注いで冷却することによって、爆発が起きたり有毒ガスが放出されたりする事態を食い止めようとしている。これまでに同発電所にある地熱貯留層11カ所のうち10カ所で、冷却処理を完了したという。さらに、土砂を流し込んで貯留層をふさぐ措置を試みる可能性もあるとしている。自然の力にこれで対抗できるのだろうか。
他山の石と考えるべきだろう。日本でも同じような地熱発電所がある。ハワイほど噴火口に近くはないと理解しているが、地下構造はほとんど分かっていないために、同じ現象が起きないとは言えない。そして、ハワイに原子力発電所がなかったのは幸いだった。日本で火山の影響を受けるという指摘を受けた原発もあるが、足元から噴火が起きる可能性はゼロではないだろう。