効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

中国の太陽光発電設置量急減

中国の太陽光発電の設置量は毎年大きな増加を示し、世界で抜きんでていた。ところが、2018年には設置量が急減するという予測が出されている。今年は設置の伸びがマイナスになるというのだから急変といっても良い。2017年には5,350万kWだった年間設置量が、今年は4,500万kWを下回る可能性があるらしい。中国の政策が大きく変わったためだとされる。多分送配電系統容量の不足から接続を拒否する方向に向かっているのだろう。4ヶ月前には誰も予想しなかったことのようだ。2018年の第1四半期に中国は965万kWを設置し、この数字は前年に比較して22%増加だった。その内768万kWが分散型のものだったが、その実数は殆どが2017年中に設置が完了したものの数字が含まれているとのこと。それに対し、電力事業用のメガソーラーは、前年比64%減の197万kWだという。この市場状況から、中国の太陽電池パネルメーカーの業績は急落すると見られている。そして、販売は国外に向かい、その主流はインドになるようだ。2018年の第1四半期で見ると、全輸出量のうちインドへむけたものが27.5%を占めているようだ。それに続くのが日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ブラジル、欧州、米国となっている。