ソフトバンクグループとサウジアラビア政府が世界最大級の太陽光発電事業に着手する計画が27日、明らかになったと報じられている。その規模を知って仰天。合計で200ギガワット(2億キロワット）分の設備で、2030年までの投資総額は2000億ドル（約21兆円）にのぼるという。ソフトバンクがサウジなどと立ち上げた運用額10兆円規模のファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」から資金の一部を出資するとみられるとのこと。太陽光が豊富で利用できる土地が広大であるとしても、二億キロワットとは凄い。今回の太陽光発電への投資は、サウジアラビアへの初めての投資となるというが、見返りは大きいだろう。これには蓄電システムも伴うはずで、新しい試みもされるのではないだろうか。発電だけでなく、サウジはこの電力で水電解をして作った水素の輸出も始めるかも知れない。多分石油資源への依存を諦めたに違いない。中東諸国の動向に大きな影響を与えるだろう。
