効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

建物内直流配電

2日間展示会場内を歩き回ったせいで、今朝は腰が痛くて困った。矢張り歳だなと思い知らされた次第。昨日会場で三菱電機のコーナーの展示を見ていて、同社が中低圧直流配電ネットワークシステムを白鷺電気工事の建物に導入して実証試験を行い、電力消費を大きく引き下げたと言うことを知った。だいぶ前から大きな建物の内部電力は直流を基幹にした供給にすべきだと主張してきたのがやっと実現したようだ。このシステムを三菱電機はD-SMireeという商標で販売し始めたようだが、蓄電池との相性も良いだろう。説明担当の人と話をしていて、直接直流を使える電気機器が増えたかと尋ねたが、首を横に振っていた。ということは折角の直流を交流に変換して供給していることになる。パソコン用の回路はおそらく直流にして、パソコンにつきものの変換器を省くようにしているだろうが、ここで気になるのが、パソコンへ供給する直流電圧の大きさだ。自分の使用しているものは16ボルトだが、他のメーカーでも同じだろうか。そうでなければ社内のパソコンのブランドを同じにしなければならないという厄介なことになる。新しいビルの場合、照明にLEDを使うのが常識になっているが、この場合、同じ直流電圧で駆動するようにすることは難しいことではない。ただ外付けの電気機器を接続する端子について、直流端子の形状が標準化されているかどうかも気になる。その辺りをもう少し調べて見ることにする。直流供給の時代に入ったことは確かなようだ。