効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ブルーカーボン

ブルーカーボンとは、沿岸の藻場やマングローブ林を中心とした海洋生態系が炭素を吸収・固定することだそうだ。各国の地球温暖化対策が本格化する中、その主要な対策の一つとして吸収源対策が位置付けられているが、森林などの吸収源に加えて、「ブルーカーボン」が新たな吸収源として注目されている。その活用を国土交通省が支援するとのこと。これまで、ブルーカーボンにかかわる現状把握が行ってきたが、今年度は、その活用に向けた現状と課題の抽出を行い、その対応策について検討する。陸上で森林などが吸収・固定する炭素を「グリーンカーボン」と呼ぶのに対して、海洋において海草などが吸収・固定する炭素は、2009年10月に国連環境計画(UNEP)の報告書において、「ブルーカーボン」と名付けられた。日本の領海・排他的経済水域の面積は約447万km2(世界第6位)で、日本の海岸線延長は約3.5万km(世界第6位)。四方を海に囲まれた日本にとって、沿岸域における炭素固定効果は大きく、その評価方法や技術開発の確立が重要となっているとのこと。だが、その海洋環境も地球温暖化の影響を受けて、藻類などの生育条件が大きく変化している可能性が高い。これまで確認されたほどのCO2を固定する力も小さくなっているかも知れない。最近でも黒潮が大きく蛇行しているのも具体的な事例だ。海水温度の上昇は、溶け込んだCO2が大気中に放散される率が高くなることは確かだろう。長期的な観測データが必要かも知れない。日本にそれがあるだろうか。
なお、昨日ロータリーエンジンについて、燃費の悪さと維持費の高さが普及を妨げたようだ。燃焼効率は高いとのこと。http://car-moby.jp/35726 をご参照ください。