効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

サウジアラビアで女性が自動車の運転が可能に

サウジアラビアのサルマン国王は26日、国内で禁じている女性の自動車運転を認める方針を発表したと報じられている。基本的にはイスラムの宗教的な禁止事項であったようだ。庇護の下にあるべき女性に運転させるのは戒律に則したものではなかったようだ。運転解禁は来年の6月から。女性にも男性と同じように運転免許証を交付するという。イスラム教の戒律では、女性は「弱者」として保護の対象となる。旅行や就労、結婚などで父親や夫など「男性の保護者」の同意を得なければならない。しかし今回、女性が運転免許証を取るのに夫や父親の許可が要るかどうかは明らかでないとのこと。最初この報道のタイトルを見たときには、自動運転がある程度出来る車は運転できるようにするということかと思ったのだが、そうではなかった。だが、大型トラックの運転免許を出すまでになるだろうか。日本でも数十年前までは、トラックは全て男性の運転、電車などの運転手も車掌も全部男性だった。それが今では女性がトラックや電車を運転していても誰も奇異な感じを抱かなくなっている。サウジの場合には、この奇異感は当分の間続くだろうと思う。女性が働くのを奨励しているが、車で通勤できなければ職場まで遠い女性もいることも今回の認定に結びついたようだ。かなり昔には、日本でも女性が自転車に乗るのを許さなかった時代もある。転倒するから危険だということだけではなく、女性の大切な部位が傷を負うからだというのが理由だったと聞いている。サウジでも、女性が列車や重機の運転まで出来るようになるまでには時間がかかるだろう。