効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

フロリダを襲ったハリケーン

ハリケーン、イルマ、がフロリダを襲い、風水害と同時に、800万戸近くが停電したようだ。その停電は、水害などとは関係しない地域にも及んでいるのではないだろうか。発電所、変電所、送配電線のトラブルで影響を受ける地域は拡大する。その時に吹き飛ばされていなければ、屋根に太陽光発電を持っている住宅に蓄電池が併設されていれば、停電の中でも電気機器を利用することができるのだから、分散型電源の重要さを認識することになっただろう。蓄電池がなければ、曇りがまだ続いているとすれば、系統に接続されることによって太陽光発電は作動できるようになっているから、停電の間は使えない。東日本大震災の時に、停電しても使えると思っていた家庭用燃料電池エネファームが動かなかったために、停電に付き合わされたユーザーからの苦情が殺到し、今では、エネファームには、ガスの供給が止まらなければ、停電しても稼働を継続できるのが標準仕様となりつつある。以前にハリケーンで大被害を受けたニューヨークがマイクログリッドの設置を推進しているが、それと同じ動きがフロリダや、この前にハリケーンが襲ったテキサスで推進されることになるだろう。これは台風や洪水が相次ぐ日本でもこれからの課題となる。政府や自治体の支援が必要な領域にもなることは確かだ。少なくとも避難場所となっているところには、独立電源と蓄電池を設置するのが求められる方向になっていることは確かだ。