効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

太陽フレアーが地球を襲う

今日太陽フレアーが地球を襲うというニュースを見て、電力供給網や通信網、クラウドシステムなど、広範な影響が起きるのではないかと思った。太陽フレアーとは、太陽で発生している爆発現象のことで、別称は太陽面爆発。 太陽系で最大の爆発現象で、小規模なものは1日3回程度起きているらしい。爆発の度に強い電磁波が発生して太陽系に放散され、地球にも到達する。これが強力であると、送電線に異常電流が流れることがあり、その制御に失敗すると、広域大停電が起きることもある。6日に起きたことが観測されたフレアーは、最大級だとされているが、これだけ無線通信の利用をしている現在の社会では、予想も出来ないことが起きるかも知れない。報道によれば、1989年にはカナダで大規模な停電が発生。2000年には日本のエックス線観測衛星が故障し、観測不能になるトラブルが起きた。06年にはGPSの受信機が一時的に測位できなくなったり、精度が落ちたりするなどの障害があった。爆発の規模が大きい場合は、北海道北部などでオーロラが見える可能性もあると報じられているが、さらに新しい現象が出てくるかも知れない。IoTと言われるように、多くの設備機器が制御のネットワークで結ばれているから、どこかにトラブルが起きると、それが広域に伝搬する可能性もある。それを地域限定的に予測することは不可能だから、起きることを前提としてその影響を防ぐ方策を考えなくてはならない。だが、一般家庭にも制御が入るようになっているから、我が家にこの間起きた落雷によって給湯システムの制御に障害が起きたようなことが、あちこちで起きるかも知れない。これは、常に"かも”であって、必ずということ出ないのが厄介だ。