インドの炭鉱、鉱山担当大臣が、インドでは、2030年迄に全ての自動車が電気自動車になるようにしたいと述べたそうだ。その意図は、化石燃料の輸入を削減してコストを下げることと、大気汚染を改善するためだ。自動車業界は、電気自動車の導入に2〜3年は政府の補助金を期待しても良いが、その後は需要が伸びることによってコストも下がり自立することが出来るだろうとしている。電気自動車の導入が急がれるのは、デリーのような大気汚染度が高い大都市だともしている。とはいえ、そのためには今でも大きく不足している発電量と送電線が課題となる。だが、最近の太陽光発電のコストダウンをうまく利用すれば、地域で自立したマイクログリッドを準備し、そこで電気自動車の充電ができるようにはできるだろう。それは同時に、辺境の地にも電気を供給できるようになることを意味するから、インドの近代化にとっても有効な施策が電気自動車になったのも肯ける。