効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

予備電力線

東京電力ホールディングス(HD)、東電エナジーパートナーが、災害など非常時の停電に備え、東電パワーグリッド(PG)が敷設する予備電力線で特定エリアの複数の建物に電力供給を続ける新サービスを導入する。停電が長時間継続した際、予備電力線を既存の系統から切り離して対象地域の建物群をつなぐ独立ネットワークを構築し、非常用発電機の電力を融通する。住友商事が都内で手掛ける大規模再開発事業で初めて導入が決まった。一般送配電事業者が構築する自立可能なネットワークを活用して、電力融通を行うのは国内初の試みだという。これまでであれば、各建物でそれぞれ非常用電源を準備するのだったが、通常の配電線とは別に電線を設置するものだから、どうも東京を襲う可能性のある大地震で広域停電が起きるような事態に備えてのものだろう。いわば二重に電力供給ラインを特定地域に敷設して、大停電が発生したときにはその区域だけ切り離せるようにすることをメリットとして魅力あるものにしようとするものだ。送電事業者が新規開発されるビル群にマイクログリッドを取り入れたのを付加価値として売ると言うことだろう。