効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

企業の再生可能エネルギー利用

GoogleやYahoo、AppleといったIT企業が、再生可能エネルギー利用100%を目指すことを宣言している。日本ではそこまで踏み込んだところを聞いていなかったが、このほど、リコーが2050年までに事業活動で使う電気の全量を再生可能エネルギーで賄う長期計画を策定したということを知った。企業の社会的責任として、地球温暖化を抑制することに積極的姿勢を示すことが重要になっていることを示している。まず30年に15年比30%削減を目指すということだ。また、昨年末に静岡県御殿場市の開発センターにバイオマス発電所を設置したのを皮切りに、国内外の拠点で太陽光などの自家発電設備を導入していく一方、取引先の温暖化ガス削減の支援も今年から始めており、電力の切り替えなどをサポートしていく。再生エネの全量利用を目指す国際的な企業団体「RE100」があるが、リコーは日本企業としては始めて加盟するという。「RE100」には欧米中心に89社が加盟し、すでに10社強が100%を達成しているという。100%という数字の出し方には工夫が要るかも知れない。必ずしも常時再エネ電力とは言えないケースもあるだろう。ともかく100%という目標を掲げるところに意味があると言える。