効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

フランスの原発

フランスは原発王国とも言われ、電力の原発依存度は極めて高い。このフランスで、フランス電力(EDF)は6日の取締役会で、ドイツ国境近くにある仏最古のフェッセンハイム原子力発電所(1977年運転開始)を2019年以降に閉鎖する方針を決めたと時事通信が報じている。オランド大統領は同発電所の閉鎖を公約する一方で、雇用を維持したい従業員らが反発していた。 仏メディアによると、取締役会では閉鎖を巡って独立取締役と職員出身の取締役の賛否が同数となったため、レビ最高経営責任者(CEO)の判断で議決されたということだ。
この原発は運転開始後丁度40年になる。日本では原則40年で停止するとされているが、安全基準が満たされればそれを延長することができることにもなっている。原発王国で古い設備が延長を検討することなく閉鎖されるということに若干驚いたが、日本の稼働延長判断に影響する可能性はないだろうか。日本では原発維持のイナーシャが強いが、フランスの判断が閉鎖の方向付けに力とならないだろうか。