効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

シャープの住宅用蓄電池

経営困難に陥っていたシャープについて、最近同社の亀山工場が能力を大きく拡大させ、雇用も倍増の4千人にするというニュースを目にした。この工場が経営困難に陥る一つの要因であっただけに、嬉しい回復だと受け止めている。これとは全く違った分野で頑張ろうとしているシャープの動向があることを知った。2017年度の住宅用蓄電池の販売台数を1万台に伸ばし、16年度から倍増させることを目指すという方向付けだ。最近目につくようになった「ネットゼロハウス」の普及が追い風になると期待し、従来機に比べ容量が35%増の6.5キロワット時でありながらサイズをほぼ半分に抑えた住宅用リチウムイオン蓄電池システムの新製品を発表している。高さ約50cm、奥行き約26cmとコンパクトになったために、クロゼットにも設置できるほどだという。月産製造台数が200台で、希望小売価格が228万円というのだが、市場競争力という意味から、日本の他のメーカーや、3〜40万円のテスラのパワーウオールと対抗できるかなど課題はあるだろうが、住宅用蓄電池市場に一石を投じたといえるだろう。