効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

業務用固体酸化物ハイブリッド発電設備

NEDOの発表によると、日本特殊陶業(株)を助成先として円筒形の固体酸化物形燃料電池SOFC)とマイクロガスタービンを組み合わせた「加圧型複合発電システム」を愛知県小牧市の同社小牧工場内に設置し運転を開始した。経済産業省が策定した「水素・燃料電池ロードマップ」において2017年の市場導入が目標に掲げられている。この間は日立造船の実証試験の発表があったが、今回は別のプロジェクトだ。三菱日立パワーシステムズ(株)の持つ円筒セルスタックの開発・設計・製造技術と日本特殊陶業(株)の保有するセラミックスの量産技術を融合させることで、本格的な量産のための生産技術を共同で確立することを目指している。発電規模は250kWで発電効率55%。東京ガスの千住テクノステーションでも実証試験が行われている。SOFCの高温排熱と燃料電池セルを通過後の未燃焼ガスを利用してマイクロガスタービンを回して発電していることから複合発電と定義されている。
発表記事は、http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100748.html?from=nedomail で、本体の写真も掲載されている。
奈良市役所まで出かけることがあったが、冬装束では汗ばむほど。快晴。帰りに桜で知られる佐保川に架かる橋を渡ったが、まだ桜は川面に近いところにちらほらしか開いていなかった。だが、夕方のニュースで、奈良の桜が開花したとのこと。これからが楽しみだ。