効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

スマートエネルギー・セミナー

昼前に家を出て、梅田のグランフロントタワーへ向かった。1時半から開催されたスマートエネルギー・セミナーに出席するためだ。昼食はJR鶴橋駅で改装開店したうどん屋さんで簡単に済まし、タワーへ着いたが、お目当ての会場を見つけるのに手間取ってしまった。だがそのお陰で、結構賑わっている様子を知ることができたが、ここは大阪の顔の一つだろう。
今日のテーマはスマートエネルギー。表現は格好良いが中身はこれだけでは把握できない。主題はVPP(仮想発電所)だ。分散型電源や蓄電池、デマンド・レスポンスなどを統合的に制御するものがこれだが、その意味するところは、誰が説明するかによって変わってくる。電力の地産地消を意味することも多いが、今日大手電力会社の人がが話したVPPは、送電系統の管理者からの信号によって発電や電力消費を変化させることに主眼があって、VPPの地域性の高さについてはほとんど触れなかった。それはともかく、この制御には高度な情報通信技術が使われ、まだ開発途上だと言える。考えせられたのは、VPPが社会、特に地域社会に何をもたらすのか、その辺りを具体的に示さなければ、単なるビジネスモデルになってしまうだろうということだ。あるべき姿も、その適用対象によって変わるということを知らされた。