効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

トランプ大統領就任

昨日行われたトランプ大統領の就任式をライブで見たかったが、深夜になるので諦めざるをえなかった。今日のテレビと新聞情報で判断する限り、就任前にツイッターで、あるいは演説で発言していたことを超える新しい政策を語ったようには見えない。オバマ前大統領が苦心して実現したオバマケアー(生命保険会社の保険に入れない低所得者にも健康保険の適用が受けられるようにしたもの)を撤廃するとして、代替案を準備することになったようだが、民間の健康保険制度しかない米国でやっと実現した国民皆保険への道が再度閉ざされることになるだかもしれない。連邦政府の財政負担が大きくなるのは確かだが、国民の生命に関わる制度をどのように扱おうとしているのだろうか。
就任を受けた後の再生可能エネルギー関連業界では、規制緩和化石燃料産業が回復したとしても、コストが下がってきた風力や太陽光による発電設備の設置にそれほど大きなマイナスにはならないだろうとする意見が多い。というのは、再エネ事業が雇用する人の数が膨大になっているからだ。雇用を拡大するとする新大統領の方針から見ても、再エネを抑制する施策はとらないだろうと受け止められている。ただ、今後の展開をみなければ何とも言えないことかも知れない。