効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

太陽光発電と氷蓄熱

太陽光発電が増加すると、日中の発電に大きなピークが発生して溢れる可能性もある。これを防ぐために、発電を抑制するのではなく、どこかへ貯めようとする技術開発が世界的に進められているが、米Viking Cold Solutions社は30日、同社の省エネルギー型業務用冷蔵庫・冷凍庫である「Thermal Energy Storage (TES)System」に太陽光発電を組み合わせた「Solar Energy Storage」を発表した。氷蓄熱は、日本ではこれまで安い夜間の電力を使って氷を造って昼間の冷房に使うという方式が普及しているが、今回発表したSolar Energy Storageでは、これに太陽光発電を組み合わせることで、クリーンにピーク電力需要を90%低減できるとしている。また、太陽光発電によって氷蓄熱という形でエネルギー貯蔵を行うため、日中だけでなく夜間などにも太陽光エネルギーを有効に活用できる。この方式は日本でも有効に利用することができるのではないだろうか。