効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

フランス、高速道路に太陽電池

フランスが昨年末の22日に、太陽電池を敷き詰めた高速道路を開通させた。ソーラー・ハイウエーと名付けられている。Tourouvreというノルマンディー地方の小都市を走る高速道路の1キロ分をこれにしたもの。道路照明用電力に利用される。以前この日記にも書いたが、オランダの自転車専用道路で同じような試みがなされているし、ドイツや米国でも道路の利用が試されているが、大型車両が頻繁に走るハイウエーでの試みはこれが最初のようだ。コスト的には屋根設置型のものの5倍くらいするが、ここでの耐久性が実証されれば、太陽光発電全体に与えるプラス効果は非常に大きいものとなるだろう。また、道路というインフラがあるところに設置するので、敷地を新たに取得する必要もなくなる。同じ発想で行けば、車が走らない道路部分の利用であれば、受光角度の調整もしやすくなり、コストもかなり安くなるはず。景観の問題もあまり大きくはないから、日本の高速道路での普及に期待したいところだ。
原発王国と言われるフランスは、太陽・風力発電にも力を入れていることも認識する必要があるだろう。都心部のビルには太陽光発電設備の設置を義務づけていることからも分かる。