効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

日ロ関係の歴史的転換点になるか

ロシアのプーチン大統領が昨日山口に来訪。常套手段だそうが、2時間遅れて到着したが、会談は予定通り行われたようだ。今日のプレス発表を見る限り、領土問題よりも経済協力に力点が置かれた両首脳の対話になったようなのは、予想通りだ。一応この経済協力が平和条約への行程を妨げるものではないとしているが、具体性の高いのは資源開発プロジェクトにあるようだ。日本は既にLNGをサハリンから輸入しているから、それに沿った計画が拡大されるのだろう。漁業問題もテーマに上がっているが、両国の漁船が入り交じって漁獲を管理できる体制ができることも期待する。その他、医療、養殖、環境などが挙げられているが、どうも今回はロシア側が一方的に経済プロジェクトを具体化させようとするのに日本が対応した形になり、領土問題はまだまだこれからの課題として残ったままになるのだろう。米国政府、あるいは、トランプ氏がどのようなコメントを発表するだろうか。中国政府も何らかの反応を示すだろう。