効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ラニーニャ終息?

世界の気候は海面温度に左右される度合いが高い。とはいえ、どのようにしてというメカニズムは必ずしも明らかではないようだ。ラニーニャは世界的な異常気象を引き起こすとされ、今秋ペルー沖で発生した。11月のペルー沖監視海域の平均海面水温は24.5度で、基準値となる過去30年間の平均から0.6度低かった。わずかの温度差のようだが、海面の広がりが大きいため上昇気流が減少したのが気象に影響するのだろう。これについて気象庁は9日、南米ペルー沖の海面水温が低くなる「ラニーニャ現象」が来春までに終息する可能性が高いとする監視速報を発表した。ラニーニャが冬の終わりまで続く可能性は50%で、春に終息し平常の状態に戻る可能性は70%としている。ペルー沖では貿易風が弱まりつつあり、表層の冷水の温度が冬の間は維持されるが、春にかけて徐々に上昇していくのが要因だそうだ。このラニーニャが日本の気象にどれほど影響を与えているかは分からない。だが、これと同じ地域である太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象エルニーニョ程ではないように思える。