効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■台風また発生

この時期、台風が発生する頻度が高くなるのは例年のことだが、報じられている所によると、台風10号の風速が予想されているより低かったようで、その原因が、それに先行して九州を襲った台風9号が、日本周辺の海面をかき回した形になり、海水の表面温度が下がったことにあるとされている。海水の表面温度が下がると、海水の蒸発量が下がり、台風に与える力が少なくなると同時に、黒潮の流れも普段とは違った様相になったかららしい。

台風のコースや強度の予測は、当然のことだが過去のデータを利用してなされるが、いま空を飛んでいる日本の気象衛星は海水表面の温度や風向、強度などを細かく測定してはいないのだろうか。気象台の発表を聞いていると、かなり大雑把な分析しか行っていないような感じを受ける。これから次第に世界の海水面温度の平均値が上がるのは間違いのないことだし、それによって世界の海流の動きも過去のデータだけでは予測できなくなっているような気がする。

中国が、今日21日午後、酒泉衛星発射センターから運搬ロケット「長征4号B」を使い、海洋動力環境観測衛星「海洋2号C」を打ち上げ、予定の軌道に投入することに成功したというニュースが入ってきた。当然のことだが、これが軍事目的を中核とするのは確実だろうが、広大な中国の国土の気象変化の予測に必要なデータも集めるだろう。それを日本がシェアできれば良いが、今の国際情勢から見て可能な話ではない。

アメリカもハリケーンによる被害が大きくなっているのに伴い、このような海洋観測をする宇宙衛星は運用しているのだろう。地球の気候変動抑制が大きな課題となっている今、世界にきめ細かな海洋気象データを発信する宇宙衛星があってもおかしくないと思うのだが。世界が共同で運用している気象衛星もあるようだが、その目的が学術的な運用に重点があるのかもしれない。

 

 

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