効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

テスラから太陽光発電一体型屋根タイル

イーロン・マスク氏のビジネス拡大のテンポを見ていると、どこにこれだけの発想エネルギーがあるのかと感心させられる。今日彼が率いるテスラ社が、4月から太陽電池と一体化した屋根タイル「ソーラールーフ」の受注を開始することを明らかにした。これは前にもこの日記で触れたことがあるが、それから今日の発表までの時間の短さには驚嘆する。この4月からと言いながら、価格が示されていないのが少なからず気になるが、マスク氏は寿命や修繕費、省エネ性能などを考慮すれば、従来の屋根タイルよりも安くなる可能性があると示唆しているとのことだ。テスラはまた、電気自動車の大衆版を発売するとも言っている。このテンポでビジネスが展開できるには、資金調達だけ考えても至難のこととなるのが普通だが、シリコンバレーというビジネス環境と彼の説得力によってこのようなプロジェクトが精工するのだろう。
日本の瓦屋根が太陽光発電と一体化する時期は近いと考えていたが、まだその動きはなさそうだ。瓦のように形が標準化している物は、表面に発電体をくっつけるのに適しているような気がするが、東京の展示会にも出ていなかったようだ。自分が見逃したのであれば申し訳ないが、新聞にもこのような報道がないし、実証試験の話も聞かない。日本の住宅メーカーにも冒険心がないのだろうか。