効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

屋根タイルと太陽光発電

ご近所を散歩していて、最近屋根に太陽光発電設備(PV)を載せているお宅を見かけるようになった。その際に感じるのは、日本瓦の屋根に載っている太陽光パネルは、どうも相互にちぐはぐな感じがするが、タイル屋根の一部に載せたものにはあまり異質感がないということだ。その意味で、日本でもタイル瓦とPVの組み合わせがさらに発展して、タイル瓦そのものの表面がPVになっているものが登場するだろう。テスラがそのようなPVタイル瓦を開発したということは前に書いたが、最近、そのコストなどを論じる記事を読む機会があって、いよいよ屋根一体型PVが米国で普及し、日本にも入ってくるだろうと思うに至った。その記事に拠れば、カリフォルニアの高級住宅に設置されると仮定した場合のコストが、2,500平方フィートの屋根の場合、PVタイルの場合58,500ドル(税控除を勘定すると51,480ドル)、通常の屋根に載せたPVのコストが17,556ドル(同じく12,289ドル)としている。このコストなら高級住宅であれば、何とか受け入れられるような感じがする。このコストはテスラが発表しているものによるとのことだ。PVタイルの場合、投資回収に26年、通常PVパネルの場合には6.2年を要するとしているが、これまでのPV設置の屋根材コストが入っていないようなので、計算をし直す必要はあるかもしれない。いずれにしろ、このようなコストが米国では出るようになったということは、普及の緒についた言えるだろう。これが日本ではどのような形式になるか、具体化を待ちたいと思う。