効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ノーベル賞

東京工業大学の栄誉教授、大隅良典氏が、今年の医学生理学部門でノーベル賞を受賞された。先にあったイグノーベル賞受賞者が、日本では「股のぞき」の仕組みを解明した日本人研究者、立命館大学の東山篤規教授であったことにも感心し、楽しんでもいたのだが、今回の大隅先生のノーベル賞受賞には、畏敬の念を感じている。オートファジーの研究と言うことだが、人体の中で常時行われているいわば浄化作用のようなものだろう。人間が生き続けるエネルギーの源泉だとも言えるのではないだろうか。細胞内のミクロファージが、人間が作り出す一種の有害物質をまとめて分解するとともに、エネルギー源が不足するときにはそれを合成する役割を持っていると理解したのだが、人間の活動エネルギーを生み出す源泉の一つでもあると思う。これが効率的に作用するような条件を設定できれば、難病を治癒させる可能性も高いだろう。一昨昨年受賞の山中教授のiP細胞、昨年の大村教授の線虫感染症の新しい治療法の発見、を凌駕するものとなるかも知れない。授賞式当日までいろいろのことがあって大変だろうが、身体をいたわって元気で当日を迎えて欲しいものだ。これは奥様にも言えることだ。お祝いと感謝の気持ちを伝えたい。