効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

ビル効エネ改修費補助

東京都はビルの所有者がエネルギー消費の効率化を進めるためにビルを改修する際、費用を一部補助する制度を10月から始める。改修で電気代などが安くなった分の一部をビル所有者に還元する「グリーンリース」制度を活用することが前提。中古ビルのエネルギー高効率化を後押しし、温暖化ガスの排出を減らすと報じられている。日本で始めて具体化した制度ではないだろうか。テナントビルの場合、ビルのオーナーがビルの断熱や効率の高い機器に取り替えをした場合、得をするのは電気代を床面積割合で払うテナントであって、オーナーには還元されない契約になっているのが普通だ。オーナーにもメリットがあるようにしようとする試みで素晴らしい。新たな補助の対象となるのは、都内のテナントビルを所有する中小企業など。ビル所有者とテナントがグリーンリース制度に基づいた契約を結ぶことなどが条件となる。期間は2018年度までで、改修後に得られるエネルギー消費削減効果の調査などにかかる費用と改修にかかる費用の半分を都が補助する。事業規模は6億円。この制度が全国的に適用されるようにならないものだろうか。