効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

沖縄の珊瑚が白化

昨日のテレビニュースで知ったのだが、沖縄の珊瑚礁が大量に白化し死滅に近くなっているらしい。原因はこの地域の海水温が例年に比べて非常に高いからだ。表示された温度は31度C。今年は台風がこの地域を襲うことがなく、海水がかき混ぜられていないために深いところの低温の海水が入ってこないからだそうだ。珊瑚はそれ自体で栄養を取り込んでいるわけではない。表面にプランクトンが棲み着き、それが光合成した栄養成分を取り込んでいるのだ。高温でそのプランクトンが死んでしまい、あるいは他へ移動してしまい、珊瑚は栄養補給ができなくなっているという。映像で見る珊瑚の白化は驚くほどの範囲に広がっている。地球温暖化の影響だと言えるだろう。珊瑚礁は多様な魚などの生物の揺りかごだから、漁業に大きな影響を与え、世界の食糧供給にも大きな影響を与えるだろう。今年の台風は奇妙な経路を辿る物がほとんどだ。これが常態化する可能性もある。温暖化はもう取り戻せないレベルとなったのではないかと思わされる。