今日、五輪解団式が行われた。その映像を眺めていて、五輪の開始前から、人、物、時間などの管理をきっちりとこなしてきた裏方さんの努力に思いが至った。組織委員会の仕事だと一言では言えないものがある。一つ何かの歯車が外れると、その影響はとんでもないところにまで及びかねない。まだ後始末にエネルギーを使わなくてはならないだろう。そのような裏方の努力を報ずるものには残念ながら出くわさなかった。南米初めてのオリンピック開催国ブラジルについても同じことが言える。資金不足の中で、環境というテーマを見事に描き出した進行は、あまりお金をかけずにしようとするデザイナーの力が発揮されたと思う。会場の建設についても、仮設部分が多かったようだが、資源の有効利用という見地からすると、東京での開催でも参考になる部分が多い。多少の治安の悪さが出た部分はあるが、テロに襲われることもなく終了したのも嬉しいことだった。これからパラリンピックだが、気を緩めることなく成功させて欲しいものだ。
