効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

地球温暖化対応はもう無理か

日本では連日の高温と同時に、日照時間が短くなるという異常気象が見られている。長期にわたって迷走した台風10号が、勢力を衰えさせることなく日本列島を縦断して各地に大被害をもたらした。NHKでも沖縄の珊瑚礁が白化現象で死滅しつつあることを報じていたが、それとも関係するかも知れない漁獲量の減少も見られる。
それと同列になるのかどうか分からないが、米国のテキサス州を強いレベル4(レベル5が最強)のハリケーン「ハービー」が、日本時間26日の昼頃に襲っている。レベル4の大型ハリケーンの米上陸は2005年10月の「ウィルマ」以来ほぼ12年ぶりだそうだ。同年8月には東海岸を強力なハリケーンカトリーナ」も大きな被害をもたらした。いまテキサス州では10数万戸の停電と死者数人、十数人の怪我人が出ているらしい。大洪水も起きている。テキサス州は他の地域と電力系統がほとんど繋がっていないために、どこか一カ所の発電所がトラブルで止まったら、大停電が起きる可能性もある。また、全米でも風力発電の設置がもっとも多い州だから、風で被害を受けるものも続出するかも知れない。いずれ報じられるだろうが、コージェネレーションのような分散型発電や蓄電池などの設備の重要性が認識される機会となるかもしれない。
南極の氷が急速に溶け、氷で閉ざされていた北極海に常時航行出来るほどの隙間が年中できるようになっている。
これでも地球温暖化を疑う人もいるが、事実として海水温度が上がっているのもデータとして示されている。人類はもう滅亡の道を辿る以外にないのかもしれない。