効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

日産自動車、車向け電池撤退

日産自動車は電気自動車(EV)などの車載用電池事業から撤退する。NECとの共同出資子会社を売却する方針を固め、国内電池メーカーのほか、複数の中国メーカーと交渉に入った。この報道記事を読んで、車載用リチウムイオン電池のシェアはパナソニックに次ぐ世界2位であっても、昨日書いたような蓄電池技術の進歩に遅れないようにするのが難しいのだろうと納得した。自前で生産するより、電池メーカーから調達したほうが車両価格の引き下げにつながると判断したという。NECも売却を検討しているらしい。日産の場合、自社生産の自動車向けであるために、生産量がコストダウンに必要なだけの規模にまだなっていないことも理由であるという。蓄電池はなにも電気自動車向けだけではなく、その他向けの市場の方がこれから大きくなるだろう。その規模の拡大をコストダウンに反映するには、外部からの購入の方が有利だと言うには妥当性がある。世界シェア一位のパナソニックも、中国メーカーの猛追を受けてシェアの比率は下がりつつある。独BMWやEV専業の米テスラモーターズなどは車載用電池を外部メーカーから調達している。これから自動車用も含めた蓄電池市場は大きな変化を見せるに違いない。
今日は原爆記念日。このテレビ報道を見ていて、5月にこの会場を訪れたオバマ大統領は実に大きな足跡を残したなと思った次第。リオ五輪の開会式の冒頭部分が、原爆記念日の行事放映と重なってしまったが、両方共に印象深かった。リオが環境をテーマにしていたが、非常に効果的な演出をしたものだという印象だ。ほとんどトラブル亡く進行していたようなのはご同慶の至り。