効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

テスラモーターズの電気自動車による人身事故

今日の報道記事が、米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズは30日、セダン「モデルS」で「自動運転モード」作動中に死亡事故が起き、米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が調査に入ったと発表したと報じているのを見て、やはりまだ、自動運転は未完成なのだ、と思ったが、これは自動車の技術開発で避けられないものだけに、死亡者が出てしまったのは残念なことだと感じた。テスラによると、高速道路の分岐地点でモデルSがトレーラーの下に潜り込む形で衝突した。光が非常にまぶしい状態で車両のシステムも運転者もトレーラーを認識できず、ブレーキをかけた形跡がないという。この内容を知って意外に思ったのは、この自動運転車は入ってくる視覚情報だけに頼って運転していたということだ。これまで、自動運転には超音波を発信して反射情報を解析するというようなレーダー技術が装備されていると思っていたからだ。犠牲者には酷な言い方だが、この事故によって自動運転に対する技術開発の内容が大きく変わるほどの貢献をしたのだと思う。今後AIも駆使されるだろうが、その限界を超える事象が起こることへの備えが絶対に必要だろう。これまで開発技術に自信を持ちすぎていたことへの警鐘とも言えるものだ。