効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

水前寺公園の池

今回の大地震の後、熊本市内にある水前寺公園の池の水が涸れてしまった。原因は定かではないが、池の底に割れ目が入ってしまい、池の水が元に戻ることはないのではと心配されていた。この水が回復してきたと報じられている。池の底の問題ではなく、水源の水が涸れていたのが回復したということだろう。だが、僥倖というほかはないようなことだと思う。何度もテレビの画面に、大きな断層の割れ目がある田畑が現れ、今年の田植えは絶望だという農家の嘆きを見ているからだ。田植えができるためには、一時的に田んぼを池にしなくてはならず、山から流れてくる川の水を流し込もことでそれが可能になるのだが、画面で見る田んぼの亀裂は、その上に土をかぶせただけで元に戻るものでもないように見える。農家にとって悲惨な状況は今年で済むものではないかもしれない。果物農家でも水源が破壊されていればその修復には何年もかかる可能性もあるかもしれない。しかも地震はまだ終わっていない。これまで経験したことのない地震の継続に、住民も行政も、どのように対応すれば良いかの答えを見いだせない状況がこれからも続く可能性がある。実に気の毒だと思うが、同じことがまた日本のどこかで起きるかも知れない。自分が住む奈良にも。