効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

田植え前

今日は異常なほど暑かったが、日が陰った午後ショッピングを兼ねた散歩に出かけた。いつもの田んぼの中を通る道を歩いたのだが、田んぼは田植えに備えた畝づくりが終わっており、中には水を張り始めたところもあった。ウグイスの鳴き声とともに、毎年同じような風景を見ているのだが、その度に新鮮な気分になる。これから苗が太陽のエネルギーを吸収して光合成を行い、稲穂が垂れるまでにお米ができるのだが、この光合成の仕組みを人間が次第に解き明かすようになってきている。光合成まで行かないまでも、植物が育つために必要な光や温度といった環境を人工的に準備することができるようになっている。最近企業が植物工場を作って野菜などを育てるようになっているが、これが進展すると大都会の中にも田んぼ工場が出現するかも知れない。コストさえ合えば植物工場が主要な産業に育つかも知れない。最近不安定になってきた気候の影響も避けることができて、安定供給ができるようになるだろう。だが、それが果たして人間にとって幸せなことかどうか、一歩踏みとどまって考えなくてはならないかも知れない。