効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

フィルム状電池

今日の新聞報道で、諏訪東京理科大学が長野県などと連携してフィルム状の太陽電池を開発するということを知った。このような形状の太陽電池は既に他にもあるが、今回のものは、植物の栽培を妨げないよう、成長に必要な光を透過する薄いフィルム状に設計し、透過する光が農作物に必要な周波数のものをあまり減らさないようなもののようだ。蓄電池も併用するのだろうが、スプリンクラーや害虫対策の発光ダイオード(LED)ランプに供給する電力をまかない、ブドウなどの低コスト栽培につなげるという。ビニールハウスの変形になるのだが、強い風に耐久性は十分あるのだろうか。案外、都市農園などにも適しているかも知れない。コスト次第だが、耐久性と寿命が十分にあれば、エネルギーシェアリングが普及するきっかけにもなる。フィルム状だと言うことは、風の強いのが予想されれば、一時的に幕を巻き取って被害を少なくするということも可能だろう。巻き取りも人手ではなく、モーターで巻き取れるような設計ができれば、被害の減少にもつながるだろう。コストとの兼ね合いもあるだろうが。