効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

珊瑚礁の消滅

今日は昨日の暖かさが嘘みたいに冷え込んだ。三寒四温だと思いたいが、何となく気候変動の影響もあるかなと思ってしまう。昨日のニューヨークタイムズの一面に、米国の海洋学者がオーストラリアの珊瑚礁を調査して、ある程度地球温暖化の影響は受けているだろうと思いながら海底に潜ってみて、予想以上のひどさに仰天したという記事が出ていた。珊瑚礁が死滅し、その上に赤茶けた藻が繁茂していたらしい。これまでにその学者が経験したことのないほどの状況で、最近のエルニーニョの影響もあるだろうが、明らかに気候変動の影響によって死滅した事例として世界最悪ではないかとレポートしている。地球の珊瑚礁の3分の1はこのようなひどい状況になっているという。珊瑚礁は海洋生物の培養地であり、そこからの食物連鎖で育っている魚を人間が食料としているために、人間の生存にも深刻な影響が出る可能性があると考えられる。ニューヨークタイムズがこのような記事を一面に持ってきたのにも意味があるだろう。米国社会に地球温暖化を憂慮する人たちが増えているということを示していると受け止めている。日本の南の海の珊瑚礁は現在どのような状況になっているだろうか。何か報道がないか調べてみよう。