効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

オーストラリアに使用済み核燃料埋設?

オーストラリアには原子力発電所がない。しかし、ウラン原料の最大供給国である。いま同国政府は世界の核燃料と核廃棄物の貯蔵を引き受けることが収益性の高い事業になる可能性があるとして設備の建設を推進しようとしている。この5月に具体案が公表されるようだが、2020年代遅くに貯蔵設備を南オーストラリアに完成させる計画となっているという。世界的に発展途上国を中心に原発の建設が推進されているが、どこもその使用済み核燃料の処理について具体的な動きを示しているところはない。原料の供給国として、廃棄物の保管をすることが大きな利益を生むとして、これから場所の選定などを進める構想だが、実際に実行に移されるかどうかは分からない。人口密度が低い国ではあるが、国民の同意が本当に得られるかどうか、具体案が発表されてからの動向に注目する必要があるだろう。