効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

■アンモニア燃料、経産省が50年に3000万トン消費目標 

水素と並んでアンモニアが今後の燃料として期待されている。燃焼時に炭酸ガスを排出しないからだ。経済産業省は8日、2050年にアンモニア燃料の国内消費量を年3000万トンにする目標を決めた。30年の目標は年300万トン。火力発電での利用を想定し、燃焼時に二酸化炭素(CO2)を出さない脱炭素時代の燃料として普及を進める。アンモニアは水に良く溶けるため、水溶液(アンモニア水)として使用されることも多く、化学工業では基礎的な窒素源として重要な素材である。水素をそのままの状態で保存するよりアンモニアのほうが沸点、蒸気圧を下げ簡単に液化できるため水素貯蔵の一つとして研究されている。いま各地で水素をアンモニアに変え、輸送、貯蔵、燃焼の実証試験が行われている。

経産省が目標年次と数量を具体的に設定したことによって、生産設備の拡充が行われるだろう。いまオーストラリアで計画されている水素の製造も、輸送には殆どがアンモニアの形が採用されるだろう。そして、アンモニアを燃料に使う船舶の開発も進められている。本格的に水素経済を推進する中核素材としての重要性が大きくなってきたと言えるだろう。

日本とアラブ首長国連邦UAE)のアブダビ国営石油(ADNOC)がアンモニアの燃料活用で連携するプロジェクトもあり、将来の市場拡大や安定調達に向けた技術実証などを進める。経済産業省とADNOCが覚書を交わしており、アンモニア分野で初の国際協力の枠組みとなる。アンモニア市場が今後どのように拡がっていくのかが楽しみになってきた。

 

 

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