効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

NEDO日射量データベース

NEDOは、これまで広く利用されてきた日射量データベースに加え、新たに日射スペクトルデータベースとアジア標準日射データベースを整備し、3月30日付けで公開した。さらに、これまでの年間月別日射量データベースをより利用しやすいよう年変動の表示機能を追加している。国内の年間時別日射量データベース(METPV-11)、年間月別日射量データベース(MONSOLA-11)および全国日射量マップを公開しているが、このデータベースは、800以上の地点における任意の傾斜面、方位での時間別、月別の日射量の把握や、地図上で日射量の分布を見ることができるもので、太陽光発電の事業者や施工業者等が太陽光パネルを設置する場合の発電量を推定する際に、前提となる日射量を調べるためのツールとして、広く活用されている。太陽光発電や太陽熱給湯器などを取り付けるときに、このデータベースを利用すれば、どれほどのエネルギー削減量があるかのシミュレーションをすることができる。これに、新たに国内の日射スペクトルデータベースおよびアジア標準日射データベースを整備するとともに、MONSOLA-11に年変動の表示機能を追加している。MONSOLA-11の機能追加により各月および年平均・各季節における変動の幅も分かるようになった。太陽はどこでも照るのだが、地域によって日射量が異なる。だから太陽を利用する発電などに限らず、農業にも使えるデータとなる。