効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

手作りの勉強机

今日の奈良新聞に心がなごむ記事があった。吉野町河原屋の町立吉野中学校で、新入生が25日に地元産のヒノキ材を使った学習机を組み立てたようだ。ヒノキ材とは豪華ではないか。これから3年間自分で製作した机で勉強することになっている。町内の木材関係者で作る有志グループ「リ吉野と暮らす会」が考案した製品。リ吉野の意味がよく分からないが、天板(縦約46センチ、横約65センチ)と側板など5枚の板を、接続器具を介して組み立て、スチール製の脚部を取り付けて完成させるらしい。脚部も木材であってほしいなとも思うが、スチールのものは高さ調整ができるのかもしれない。3年目の取り組みで、町のふるさと納税を活用したと言うが、納税してくれた人たちとの繋がりもできるだろう。この素材なら、多分ねじ釘を使うだけで完成するだろうから、多少不器用な生徒でも完成できるだろう。卒業するときには自分の家に持って帰れるようにしてほしいものだ。昔自分が小学校に入学する子供のために作った勉強机がまだ2台自宅に残っている。これには引き出しや収納スペースもあって使い勝手は良かったが、中学生頃に高さが足らなくなり、角柱を下に挟んで高さ調整をしたものだ。天板は傷が付かないように樹脂板を貼り付けたので、今でも十分使える。吉野中学校の生徒たちにも机に対する愛着が生まれるだろう。この材料は全国レベルで売れる商品ではないかとも思う。地域産業の一つに育てば素晴らしいことだ。ヒノキというのが良い。