東京都練馬区は地震など大規模災害に備えて次世代自動車を緊急時の電源確保装置として活用することを決めた。プラグインハイブリッド車（ＰＨＶ）や電気自動車（ＥＶ）などの持ち主に事前登録してもらい、災害時に避難所での電源として使うとして、早ければ2016年度中に登録の受け付けを始める。EVなどの所有者がこのような登録に応ずるのだろうか。登録を義務づけるのなら別だが、任意での登録ならそれを歓迎する所有者はないように思える。大規模災害が起これば、所有者もその中にいるのだから、第一に自分の必要とする電源に使いたいだろう。具体的にどのような使い方を想定しているのかが分からないが、安易すぎるように感じる。登録すれば何かの形の報酬が準備されないと無理ではないか。
