効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

GMの電気自動車

GMは11月30日、電気自動車ボルトの発売記念式典をデトロイトの工場で開催したと報じられている。日産の電気自動車リーフも12月発売とされているから、少し早めに動いたのだろう。GMはボルトの生産をデトロイトの工場で始めており、米国の一部の州では月内にも顧客への引き渡しを始める。価格は約4万ドル(約340万円)で、消費者は最大7500ドルの補助金を受けられる。日産自動車のリーフは実質価格2万5千ドルだから価格差は無視できないほど大きい。
電気自動車というのだが、小さなガソリンエンジンを搭載していて、電池が切れるとエンジンで発電して充電する。それだけでなく、どうもエンジンの力を駆動輪にも伝えているようで、多くのメディアからこれはプラグインハイブリッド自動車であって電気自動車ではないと強く批判されているようだ。米国の場合一般的に走行距離が長くなるから、エンジンを付けるというのは、一概に非難はできないとは思うが、これを電気自動車だとして売るのは問題になるかもしれない。実際に買った人がどう判断するかを知ってからになるが、これとトヨタプリウスとどう違うかが問われるだろう。トヨタプラグインハイブリッド自動車は、昨年の12月14日にプレス発表が行われていて、2010年前半にかけて、日・米・欧の特定顧客を中心に約600台を順次納入していくとしていた。リース販売されることになっていて、価格は発表されていない。2011年に市販を開始して、年間数万台規模の販売を目指しているとある。
いよいよ電気自動車にしろ、プラグインハイブリッド自動車にしろ、リチウムイオン電池を搭載した乗用車が本格登場する。電池のトラブルで事故が起きないことを願っている。