効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

直流、交流両用の家電機器

シャープはいま経営の危機に瀕しているが、開発の意欲は落ちていないのだと感じさせる記事があった。同社は、室外機を直流電源にも対応させた業界初の「DCハイブリッドエアコン」3機種を12月中旬に発売する。蓄電池と組み合わせ、直流・交流の変換ロスを抑え、電気を効率よく利用できる。 蓄電池からエアコン室外機へ給電する場合、電力の変換ロスを最大で約5%低減できる。同社の「クラウド蓄電池」「クラウドHEMS」を組み合わせれば、深夜の割安な電力を蓄え、割高な時間帯にそのまま供給できる。クラウドHEMSが時間帯や太陽光発電の状況、蓄電池の残量に応じ、直流・交流を自動で切り替え最適運転する。 これから新電力が家庭用にも使われるようになれば、新しい料金体系が登場し、それに対抗するために現在の電力事業もまた工夫するだろう。その時に、家庭用蓄電池を割引で設置するサービスを提供するところが出るのではないかと思っている。その時には、このような交直両用の電気機器が普及する端緒になる可能性がある。時間はかかるかもしれないが、これが住宅機器の売りになる時代が来るだろう。