効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

全国小水力利用推進協議会

いま各地で開発あるいは復活が進展しつつある小水力発電の現状を把握しているのがこの協議会。今日ここが発行するニュースレター秋号が送られてきた。http://j-water.org/ にアクセスすると、全国の小水力発電の実例を広汎に知ることができる。いま地域起こしのプロジェクトとしても力を発揮している小水力発電について、最新情報を教えてくれる。今回注目した情報は、経済産業省がダム水路主任技術者(ダム水と呼ばれるそうだ)の許可専任範囲拡大に必要な講習を開く予定を通知してくれている。“ダム水”の許可選任が認められる出力の上限が出力2千キロワット未満まで拡大されることになり、これまで500キロワット未満まで担務できる要件を満たしている人が受講すると、上限がかなり大きくなるのだ。既にダム水の資格を持つ人を対象としている、ということは、主任技術者の責任範囲を拡大する、いわば規制緩和といっても良いだろう。全国でダム水を持つ人の数がどれほどあるか分からないが、あちこちで開発が進むのが、主任技術者の不足によって阻害されないようにしたものだと言える。系統に接続する小水力発電を検討するときに欠かせない要件だが、あまり論議されることがないのでこれまで気がつかなかったことだ。