効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

再生可能エネルギーのFIT価格改訂

風力発電太陽光発電、小水力発電などからの電力を高く買い取ることを電力会社に義務づける制度で適用される買取価格が2013年度には太陽について若干の引き下げとなることがほぼ決まった。設置量がまだ少ないその他の電源については変更なし。太陽光発電の場合、全てに対してキロワット時あたり42円であったものが、10キロワット未満が38円、10キロワット以上が37円80銭に変更することが検討委員会で了承された。500キロワット以上についてはもっと引き下げられる可能性もあると思っていたのだが、そうはならなかった。システム価格は急速に下がっているが、規模の大きなものも敢えて小型のものと同じ価格に設定したのは、太陽光発電の普及促進を当面重要視したからだろう。これで全国的なメガソーラーブームが力を大きく失うことはないだろう。
これに対してまた、金持ちを儲けさせ貧乏人に負担を押しつける制度に反対というコメントがつくかもしれない。しかし、現時点では、平均的に月額150円にも届かない負担だから、ある程度は許容されるだろう。メガソーラーが拡大すれば、その取り付けされる地元に雇用も生むし、経済を活性化するはずだからだ。どこかにしわ寄せが行くのは仕方がないことだと思う。再生可能エネルギーを国民負担なしに増やす妙策があれば教えてほしいものだ。