九州電力管内では送電網の受け入れ能力が限界に達し、再生可能エネルギー発電施設(出力50kW以上)の新規接続が困難になっている。この難しさは、太陽光発電について天気が良いときに需要よりも供給の方が上回り、その調整能力がなくなったとする九州電力の主張であって、絶対的な条件であるわけではない。原発2基が再稼働することになってベース電源の底上げが進んだためにさらに余裕がなくなるのだが、全体供給量については、他の電力会社へ流すことを常態化すれば済む話だ。だが、どの電力管内でも、局地的な系統接続に大きな障害が出ることは起こる。関西広域小水力利用推進協議会から貰った情報によると、関西電力の場合には「接続申し込みの回答を保留する状況にない」ということだが、発電開始を予定しているその地点で連系可能か、増強工事は必要ないのかどうなのか、という具体的回答は、連系協議を開始してみないと分らない、という状況ではないかという。350kWの小水力発電案件で、1億円の増強工事費を求められているという現実もあるらしいが、小水力発電が山奥にある場合、その村へ接続されている送電線の容量が小さいから起こりうることだ。そのコストがどれだけかを第三者機関が審査することにはなっていないために、電力会社の言いなりにならざるを得ないということが問題だし、エネルギー政策的な施策で、何かの補助策を導入しなければ、再エネ導入は拡大しないだろう。この小水力のケースは、新規発電設備のある地域の系統容量の問題となる。今後このような事例が続出する可能性はある。
今日午後、卒業した会社の同期の集まりが梅田であった。地下鉄の梅田を降りて地下道を歩いていると方向感覚がなくなり、思い切って地上に出たら、幸い目的の場所の近くだった。梅田界隈は常に変化しているために、田舎者には馴染めなくなっている。