効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

集合住宅用燃料電池エネファーム

東芝子会社の東芝燃料電池システムは、山口合同ガス向けに都市ガス用の集合住宅向けエネファームの出荷を開始した。これまでパナソニックが集合住宅用エネファームを市場に出していたが、東芝製の集合住宅用エネファームが市場に出るのはこれが初めてだろう。同社は、09年に戸建て住宅向け家庭用燃料電池エネファーム」の商用販売を開始。これまで業界に先駆けた新機能を搭載した製品を送り出し、累計約6万9千台を出荷してきた。この集合住宅向けはコンパクト化が図られていて、集合住宅のパイプスペースに収納できる。そして、世界最高水準の総合効率95%や、業界トップの耐久性8万時間、業界で初めて採用した停電時も運転を継続する自立運転機能も備える。エネファームはこれまで戸建て住宅に設置されてきたが、業界両巨頭が集合住宅向けを市場に出すことにより、設置数がぐっと伸びるだろうと考えられる。両方とも固体高分子型だが、次の課題はどこが固体酸化物型のこの種の製品を市場に出すかだろう。