効エネルギー日記

エネルギーの効率的利用を中心に、自分の考えを述べる。

白鳳展へ

奈良の国立博物館で9月半ば頃まで開催されている「白鳳展」へワイフと2人で午後出かけた。彼女が是非観賞したいというのだが、いつも何かが起きてこのような展覧会の期間が終わってしまうことが多かったので、今日は何があってもと約束して出かけたもの。幸い博物館の近くの駐車場に車を駐めることができたので良かったが、じっくり見ていると3時間があっという間に過ぎてしまい、閉館の時間になってしまった。肉体的にも精神的にも疲れた。精神的とは、大小の仏像を眺めているうちに、それぞれが示す表情に興味が湧き、また、このような精妙かつ豪快な仏像を作ることができるだけの財力と技能が700年代にあったことなどに強い印象を受けたからだ。そして、インド、中国、朝鮮半島とのつながりが日本の仏教文化を生み出したのだと思い、今の政治情勢と合わせて考えさせられたからでもある。導入された文化、技術を自分のものにする基礎がこの時代にできたのだろう。今日は準備運動のようなものだという感じで、もしできればもう一度標的を定めて観賞したいと思っている。花開く仏教美術、という副題がついている展覧会だが、美術というくくりでは済まないものがあると強く感じた。